重さを増やすには?
指の運動のみで弾くと、手首で腕の重さが分断され、手のひらと指の重みのみで弾くことになります。
大きい音を出そうとすると指の運動量を多くしなければなりません。
現代の重くなったピアノを扱うためには、腕の重さを手首で分断させず、効率的に鍵盤に伝える必要があります。
そのためには
・手の中の筋肉の使い方(第三関節を動かすインナーマッスル)
・腕の重さを感じられる敏感なカラダ
・西洋人と日本人の打鍵方向の違い
を知ることが肝要です。
手のインナーマッスルは、西洋人は当たり前に使っている筋肉であり、西洋では「握手するように弾きなさい」と教えられますが、これで事足ります。
しかし、日本人の私たちは、指先(第一関節・第二関節)が器用な反面、ピアノ演奏に重要な筋肉(第三関節を動かすインナーマッスル)を使えずにいます。だから、あえて意識して動かす必要があるのです。
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